第1話

始めに

君は神の存在をどこまで知り、そしてどこまで信じているだろうか。

恐らく大半ゼウスを始めとするポセイドンなどのギリシア神話に登場する神ではないだろうか。

神の数は幾千もの数が存在していて、それに比例して神話の数も沢山存在するのだ。

例えば北欧の神様の一人で名前は“トール”と言って主神はオーディンである。

トールは、北欧の十二神のうちでオーディンにつぐ偉大な神で、雷の神であり、春の神であり、巨人族の恐るべき相手だ。

トールの武器は、ミョルニルと呼ばれる鉄の槌で、霜の巨人と戦うときには、いつもこれを投げつけるのだ。
槌には魔力がこもっていて、一発必中で相手を砕き、どこに投げても必ずブーメランのようにトールの手に戻ってくるのだ。
そして、腰にはメギングヤルデルとよばれる力が二倍になる力帯を縮めていた。