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鵺川視線
クッキーの香ばしい香りが漂う調理室
「鵺川ー
クッキー5種類とも上手く焼けたぞ!」
拓人がそう言いながら皿に盛っていく
「そうか、生クリームも出来上がったぞ」
俺も報告しながら
角が立った純白の生クリームが入ったボールをまな板の横に置き、ケーキに入れる果物を切る
「チャーハンとハンバーグ、ちょっとしたおつまみ系は全部完成したよー」
「仕事早いなカナタ…」
「俺っち料理得意だぞ!
アキラに教えてもらったし♪」
自慢気に話すカナタ
そっちが終わったなら
こっちも手伝え!!
「カナタさん
こっちのティラミス作ってもらえませんか?
俺はテンパリングしたチョコ塗らないといけないんで…」
「了解ー」
ティラミスとザッハトルテを作っていた拓人がカナタに仕事を頼むと
てきぱきと手伝い始めるカナタ
「このペースだとギリギリ間に合いそうだな」
「当たり前だろ!
なんたって俺っちが手伝ってるからね♪」
「そうですね♪
ラストスパート頑張ろう!」
今さらだが、何でこの面子で料理作ってるんだろう……
まぁ、一番めんどくさいプレゼント選びから外れたからいいが…
アキラ達は大丈夫なのだろうか……
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