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アキラ視線
何で今…
ファイと一緒にプレゼントを選んでるんだろう……
「ファイさん
あっちの小物屋さんも見てみます?」
「そうだね
いいのあるかも♪」
しかもかなり馴染んでるし!!
てゆうかショウ!!
よくあんな分かりにくい場所にある店見つけたな?!
「おーいアキラ
あっちの店行くぞー」
黙れキセラ!!
そんな事分かってるよ!!!
「アキラ
少し落ち着いたらどうかしら?」
雛乃…
ボクは落ち着いてるよ……
多分
兎に角
皆が向かった小物屋に向かってとぼとぼと歩く
「かわいい……」
うん、可愛い……
でも
こんな薄暗い所に建っているが故に
不気味に感じる……
ボクの直感が告げる…
ここは今すぐ立ち去るべきだと……
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あの小物屋妖怪だらけじゃないか!!
もう二度と行きたくない……
「アキラ…
大丈夫?」
「大丈夫だよ、多分…」
ショウは悪くないから
そんな泣きそうな顔をしないでくれ
ボクが泣かしたみたいな目で見てくる奴が3人ほどいるから!!
ボクは悪くないぞ!!!
ピタッ
何故かボクは足を止めた
「アキラ
どうしたの?」
ファイは何でボクのこと呼び捨てにしてるんだ!!
でも、それより気になる事が…
「ここ、この雑貨屋…」
ボクの足は自然と雑貨屋の中へ動いていた
いや、雑貨屋ではなく
一つのペンダントに…
「これ……」
「守護の魔力が籠もってるね
かなり珍しい物だよ」
ファイはボクが手に取ったペンダントを見て解説する
そのぐらいボクにだって分かるよ!!
「そのペンダントにしたら?
誕生日プレゼント」
「そう…だな……」
そのペンダントからは何故か
絢香と似た魔力を感じた……
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