バレンタイン番外編

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学園の門を潜り2年D組の教室へ向かう すると、 教室の前に人集りが出来ている しかも全員女子 その中心にいるのは 「いや、あの……」 鵺川だ 鵺川は19歳にして俺達のクラスの担任教師 黒魔術専門の魔導師で頭が良く、運動神経抜群 目付きは悪いが顔の造形は整っている そのため 他クラスの女子から異様にモテる しかも今日はバレンタイン 鵺川の誕生日だ だから余計に女子共が集る集る 「相変わらず凄い人気だね」 そういうショウの腕にも大量のチョコが抱えられている ショウもモテるからなぁー でもショウより 「重い……」 アキラのチョコの量が半端じゃない 紙袋3つ分ってどんだけ貰ってんだよ!! 俺なんて1個も貰ってないんだからな!!!! ってアキラどこに… 「おーい鵺川ー、誕プレ!!」 嘘だろ!! アキラまで…… 嘘だと言ってくれ!!! そうか! これは夢か!! 頬っぺたつねったら 「痛い……」 おお、落ち着け!! 落ち着くんだ!!! アキラは誕プレだって言ったんだから気にすることは無いんだぞ俺!! 「大丈夫だよ拓人、プレゼントの中身はチョコじゃ無いし、ボクとアキラの二人で選んだ物だから♪」 ショウが微笑みながら俺に希望の言葉を授ける ショウ 君は天使か!! キーンコーン カーンコーン ホームルームの始まりを告げる鐘がなる 「二人共何してんだよ、始まるぞ」 アキラが俺達を呼ぶ 「あぁ、今行く!」 俺は直ぐ返事を返すと 自分の席に向う
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