バレンタイン番外編

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午前の授業が終わり昼休みに入った クラスの女子達が互いに友チョコを渡し合う はぁー 俺はバレンタインが嫌いだ もう、爆発すればいいと思ってる だって、リア充共のイベントだろ? たく…… 外国なら男が家族やお世話になっている人に薔薇の花束を渡す日なんだぞ!!! 何で、好きな人にチョコを渡す日になってんだ…… そんなの不公平じゃん 俺、毎年貰えないし その一方では大量のチョコを貰っている奴がいるなんて不公平極まりない 俺だって……… 「何やってんだよ?」 後から肩を叩かれ、上から声が降ってくる 俺は顔を上げて声の主に目を向ける 「アキラか…… ちょっと考え事してただけだよ」 ふ~ん そういいながら、俺後ろ 椅子側から机側に回ると机の上に可愛らしい水色のリボンが付いた手の平サイズの青いチェック柄の包装紙が置かれる 俺はそれが何なのか分からず首をかしげ尋ねる 「これは……?」 すると、大きな溜め息を吐きながら呆れたように説明する 「バレンタインの友チョコだよ、去年は何もしなかったから今年はと思ってさ」 アキラの言葉を聞き、俺の曇っていた心が少しずつ晴れていく 「暗黒物質じゃないから安心しろ、ショウじゃなくボクが作ったからな♪」 ニカッと元気よく笑うアキラ あぁ、すいません 前言撤回 バレンタイン大好きです!!
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