あ、なんかいる……

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部活帰り、 一人で家に向かう途中狭い路地…… なんかいる。 そいつは電柱に寄っ掛かり、スースーと寝息を立て、寝ていた。 しかし目は開いていた。 少し白眼気味に……。 オレはそいつを少しの間見下ろしていたが、嫌な予感がし、何も見ていなかったと言うような顔でその場を去ろうと… 『いでででで!!!!!』 ええぇっ!? 何者かに髪を引っ張られた。 振り返ると何もいなかった。 嫌な予感は的中したようだ。 先程まで電柱に寄っ掛かって寝ていた(?)そいつはいなくなって… 『いだだだだ!!』 ……いなくなっていた。 今度は腕を噛まれてしまったらしい。 反射反応で腕を見るとそこ…… 『いでだだだだ!喋らせろよ!頼むから最後まで説明させてくれ!』 ブン! 腕を振ってそいつを地面に叩き落とした。 すると『ぐにゃ!』という声を出した。
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