4人が本棚に入れています
本棚に追加
そこにはサッカーボール程の大きさの、白いまるまるとした……少し猫に似ている生物(?)が泣き目でこちらを見ながら起き上がろうとしている姿があった。
耳があり、短い足と手、中途半端な長さの尻尾にくりくりとした大きな目。
愛嬌は良さそうだ。
しかしいきなりオレに攻撃してくるとは思わなかった……
見なかったことにしてさっさと帰ることにしよう。
スッ……
一歩足を踏み出そうとした時。
地面にあるもう片方の足を引っ張られた。
『ぐおぉ!!!』
体が前に倒れるがいきなりだった為そのまま倒れてしまった。
『っだぁ!なんなんだよお前は!?ぁあ!?』
ビクッ!
『みー……』
そいつはオレの言葉に反応して体を震わせ強張らせた。
そいつの仕草は普通にかわいかった。
……と思ってしまった。
『ぐっ……。オレは今から家に帰るの!もう何もすんなよ?じゃあな!』
最初のコメントを投稿しよう!