なんかいたって話

あ、なんかいる……

『待て!』

『はっ?』

『私をを置いてかないでくれ!!』

ばっ!
いきなりそいつはオレに抱きついてきた。

って、ぇえ!?
今喋りましたか!?

『そうだ。今喋ったのは私だ!お前の目の前にいるきゃわいい猫だ!』

『え゛ぇぇぇぇ……!』

ものすごい勢いでがっかりした!

喋ったよ?
そして意外に声が低いよ?

かわいい顔なのに……
いや待て!

色々突っ込みたいことたくさんあるけど今オレ声に出さなかったのに心で思ったことに答えたよね!?

『私は人の心がよめる!どうだ!?』

『いや、どうだ!?って言われても……オレ帰るからまたね。』