あ、なんかいる……

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『……ということで、私の息子を育ててほしいんだ。』 『はぃ…………?』 『私の名はカトー、息子の名は……お前が決めてくれ。』 『いやまて、勝手に話進めんなよ!』 『後は頼んだぞ……』 返事をする間もなくそいつは、カトーは姿をスッと消してしまった。 『お、おい!?カトー?まだオレはなんにも……!』 辺りを見ると道行く人が不思議な顔でこちらを見ていた。 『ちっ』 なんなんだよ、反則だろ!いきなり消えやがって…… それに、息子を育ててくれ!なんて言っといて肝心の息子はいないじゃないか。 ……夢?だったのかな。 だって、ありえないだろ…
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