~新婚旅行in京都(小百合side)

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誰でも散歩出来るのかと思いきや、私達の泊まる部屋専用のようで、竹で作られた冊が施されていた。 静かな時間が流れる中、翔さんが口を開く。 「秘書の仕事は慣れた?」 「う~ん…少しだけかな? 加納君が助けてくれていたから、なんとか…」 「へぇ~。加納君がね…」 ハッ!! マズい事言っちゃった? 様子を窺うように、チロリと横目で翔さんを見ると、怖いぐらい笑顔。 「俺がいない間、彼と何かあった?」 ギクッ。 やましいことは何一つないけれど… 告白…というか、プロポーズ?されたって事ぐらい… これ素直に言ったら怒る…かな? .
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