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「別に何も…」
きっと、翔さんが副社長に就任してからも加納君には何かしら手伝ってもらうだろう。
これからの事を考えると、正直に言うべきではないと判断した私。
でも、私の考えは甘かった…
何でもお見通しの旦那様にそれが通用する訳ないのに。
「ふ~ん。
そういえば、親切な部下が教えてくれたんだよね~。
『今度こそ幸せにしてやってくれ。
何度告白しようが、プロポーズしようがあいつの心の中には九条課長しかいないんだから』
だってさ。
小百合、俺がいない間にプロポーズされたんだね」
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