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庭園が一望できるこの部屋に感動しない人がいるわけない。
「気に入っていただけましたか?」
「はい!!こんな素敵なお部屋に泊まれるなんて夢のようです!」
お茶をどうぞと勧められ、窓際から離れ、翔さんと向き合うように座る。
良い香りが湯気と一緒に流れてきた。
弥生さんが入れてくれる昆布茶も美味しいが、場所が変わるといつも以上に美味しそうに思えるのは私だけだろうか。
「ん~美味しい!!」
「うん、美味しいね」
よっぽど私は幸せそうな顔をしていたのだろう…
翔さんと女将さんに、クスクスと同時に笑われてしまった。
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