僕とアナタとifの世界

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放課後の文芸部室。 聞こえる音は僕が原稿用紙に書き込む軽快な鉛筆の音とその反対に先輩のあからさまなため息、そして何度もシャーペンを持っては置き、持っては置きする耳障りな音。 遂にはガタンと物音を立てて先輩は机を離れ、その辺をウロウロし始めた。 最初はいつもの事と思い、自分の小説に集中しようとしたが…流石にそこまでされると気が散って限界だった。 「先輩っ!!、何なんですかいったいっ!!」 「別にいつものネタ切れだが…何だ??」 何でもない毎度おなじみのことの様に悪そびれもせず、しれっと答えた。 「それでしたら部室内をウロウロしないで下さいよ!気が散るんですっ!!」 またキツく言ってしまった。
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