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仮にも一生徒だろうに。後輩が欲しくないんだろうか。……それは個人によって違うか。
たしかにこの学校は特殊だ。資料やパンフレットでは見られない、権力や支配、自由、アンダーグラウンドな部分が垣間見える。
「皆さんはこの学校についてはただ探求的、本質的対象で見るのではなく、一歩引いて俯瞰した風景を心で感じてほしいと思っています」
「あの人難しいこと言うね」
「みたいだな」あれで無理してなさそうに見えるし。
「この学校を出るときには、今の話を少しでも理解できると嬉しいです」
いるのかな、そんな人。
まあそんな訳で今日一日が始まるわけだが、きっかけはちょっと前の日に遡る。
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