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「 さて、どうするか?」
会場に足を踏み入れると、光流くんが、あたしたちを振りかえる。
「 どうするじゃないだろうが。」
「 んな所、男同士で歩いてどうするんだ。」
呆れた顔で呟いた穂高くんは、俺らは、あっち行くからなと身体の向きを変える。
「 亜花里、行こうぜ。」
と、うながされたあたしの親友は、うんと彼に頷きながら、
「 美和ちゃん、また後でね。」と、ひらひらとあたしに手を降り穂高くんのあとを追っていった。
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