七色の雪が舞う夜に

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「 じゃ、俺らも行こうぜ。」 2人の背中をぼんやり見送っていたあたしは、光流くんの声に顔を上げる。 眼が合えば、ずっと変わらない穏やかな笑顔。 誰といるよりも、安心できるこの空間。 『 …でも、きっと今日は…。』 心の片隅にある不安に蓋を被せるように、あたしはこくりと頷いた。
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