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 彼の善意が何処からくるものかわからないけれど。  もう、すっかり囚われてしまった。 「やっぱり、私が得すぎるわ」  まだ口には出せないけれど、   ーねえ、こんな私を見つけてくれてー 「ありがとう」  どうか、綺麗に笑えていますように・・・・・。 「どういたしまして」  何で分かったの? 昨日もナポレオンパイを頼んでいたから? 私にとって、ナポレオンパイが特別だってことー。
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