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「お、大崎君?? あの、あまりハードル上げないでね? 何度も言うけど、私素人だからね? 大船さんみたいな料理はできないからね!?」  大崎君が喜んでくれたのは良かったが、これは相当まずいことになった。 「うわぁ~。もっと家庭の味とか研究しとくべきだった!」 「大丈夫です。きっと何でも美味しいです!」 「~~~~知らないにそんな大口叩くのは、どの口?この口!?」  精一杯手を伸ばして、大崎君の口元を摘まんでやる。 「あははは!!!!那津さん、背伸びしないと届かないんですね」 「笑いすぎ!」  出会ってから、たった3日。  されど3日。  どれだけ貴方に近づけたかしら?
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