第2章 今日は10位なんだ…

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「んぎゃ、っぃいっつ~…まっ、待ってくらしゃいよ~孝しゃ~ん」 俺とシロは後部座席に乗り込み、俺は運転席の真後ろに座った。 「あ゛ぁ~!? まだ警戒してんのかよお前。 そう後ろで気張られてりゃあ、こっちもおちおち運転してられねぇだろが」 「あんたは、さっきから何を考えてんだか分からないからな。 態度だの、質問だの、ついてるだの、ついてないだの、無駄だと知ってるだの…」 「あ゛ぁ~…なるほどその事か。 確かに私の車に乗るなら伝えておくべきだな」 ブオォォォン。 そう言いながら、アクセルを踏み、運転をし始める。 「おぉ~!楽チンですね~。 景色が流れる流れる~♪ って孝さん! 初めから車で移動すればよかったじゃないですか!? どうして今まで使わなかったんですか!? ドMですか?変態ですか? それとも唯のバカなんですか!?」 「ひでえ言いようだな。 俺はそこまで罪深いのだろうかシロさんよぉ? もうツッコミいれんのも面倒臭いんだけど? ホントに黙って。お願いだからこのとおり」 「ぃぃいだだだいだだぃ! そう言いながら何また、指でグシィってやってんですか!? それはお願いじゃなく脅しですよ? 暴力による支配ですか!? 恐怖政治ですか!? なんたる人権無視! 戦う市民に連絡しますよ! 出るとこに出ますよ!」 「そういうことは、出るとこ出してから言えよ」 「…?……ッ!! まっ、まさかのセクハラ!? じっ、人権蹂躙!差別だ差別! 出るとこ出てないのが、私の売りなのに! それでご飯食べてるのに! 存在否定されました!」 「お前は貧乳で飯を食ってたのか……」 まぁ、言い切るほど小さくはないんだろうけど。
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