心霊スポット珍紀行

幼き日に

ちょうど一ヶ月後、初雪の日に祖父は他界

師走の寒い朝でした

葬儀の最中、祭壇の右端に透けた祖父を見つけそちらばかりを気にしていたのを覚えています

祖父は弔問客一人一人に頭を下げてにこやかに挨拶していました

葬儀の夜、枕元に祖父が現れいつもの様に頭を撫でながら『ばあちゃんを頼むぞ…』それが祖父の最後の言葉でした