珍紀行陰陽師と占い師

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( 四 ){それより悪さが出来ないように… 懐からお札を取り出すと短い祝詞を唱え手のひらに乗せたお札を、ふっと吹く お札がまるで意思を持ったかのように生き霊にひらひらと近付き貼りつく ( ゜Д゜){うおっ! お札が貼り付いた瞬間生き霊が呻き声をあげ消える…と同時に神主の足元にあったご神体が真っ二つに割れる… ( 四 ){呪詛返しの一種でして…術者に強制的に術を戻して、同時に術を術者に封印してしまう…これで術者は今後一切術が使えなくなったはずです…どうですか?占い師さん…原因不明の頭痛は取れたでしょ? ( 占 ){え?は…はい… ( 四 ){それじぁ私は自分のブースに相談者を待たせてありますから…失礼します、木の家系の陰陽師のお兄さん…無に還す事だけが全てじゃありませんよ(笑) 何事も無かったかのようにブースを出ていく土の家系の陰陽師
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