足掻いても、無意味なんだって。
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俺はベッドの端に座った。 「話、あるんだろ」 「うん」 姉は肌の手入れをしながら、鏡越しに俺を見た。 「なに」 「…旦那の事なんだけど、」 旦那の事? 「あの人ね、バイなのよ」 「バイ?」 バイの意味がわからない。
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