足掻いても、無意味なんだって。

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「やめろ」 倒れ込んだ俺の首筋にキスをしようとする哲平の頭を掴んで引きはがした。 「ほんと、けーすけには余韻に浸るとかないよな」 「うるさい、帰る」 余韻? 馬鹿じゃないのか? 「じゃー送る」 「いらね」 哲平はベッドから出たが、拒否するとまたベッドに入った。 「じゃーな」 彼を一瞥し、哲平の部屋を出た。
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