第2章、第5節、秋ちゃんのカリスマ炸裂

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★  ――校長が舞台中央にある演台から舞台袖へと歩き行き……  舞台袖の中へ姿を消すや否や、全校集会の司会をしている教頭は、 「それでは、次に、生徒会選挙の候補者、その皆さんからの選挙演説に入ります」 と、なぜかボクの顔を見ながらマイクに向かって喋り始めたのだった。 「それでは、まずは浅間秋君の演説から始めたいと思うのですが……」  ――は? ボクからなの?  どうしてなのか全く理由は分からないが、教頭はマイクを使ってボクの名を呼んでくれていた。  ――ボク、先頭に座ってないけど? 選挙演説は先頭に座ってる候補者からするんじゃなかったの? ★
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