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「あっれー?イザヤ君よぉ、池袋(ココ)には来るなって言わなかったっけかぁ?」
『嫌だなぁシズちゃん。池袋(ココ)に来れなくなったらアニメ●トに行けなくなるじゃん。何?それともシズちゃんが代わりに買いに行ってくれるの?有り難う。やっぱりシズちゃんはパシ…いい人だね。』
「ああ゛?その呼び方は止めろって言ったよなぁ?それに何で俺が行かなきゃならねぇんだ。遊馬崎や狩沢に頼めばいいだろうが。」
『あの2人に頼んだら余計なものまで増えちゃいそうだし、貸しを作ったみたいで嫌じゃん?それに引き換えシズちゃんなら大丈夫でしょ?“お願い”聞いてくれるよね…?』
───ゾクッ──
ヤバい…。
何だか背中がゾクゾクする。
俺もとうとう風邪を引いたか?
でなきゃ今のイザヤ(コイツ)が可愛いだなんて思わねぇよな?
ダメだ…。
(風邪だと)意識したせいか頬が熱を帯びたように熱くなってきた。
やべーよ…イザヤ可愛い。
「…俺の気が変わらない内に早く行ってこいよ。」
そう言って俺はその場から立ち去ろうとした……。
が、突然誰かに腕を掴まれた。
「あ゛?誰だこ『シズちゃん……。』
どうやら俺の腕を掴んだのはイザヤらしい…。
でも何だか様子がおかしい。
肩が震えている…。
……泣いているのか…?
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