6人が本棚に入れています
本棚に追加
(うわ…言いにくいなこれ)
「あのー…めーちゃん?ちょいハジメらが喧嘩なってて、やばいらしいから行ってくる…ごめん!」
「えぇ?なんでケンカ?」
「その辺まだよく分かってねーんだけどー…ま、また電話する!」
「えー?! ちょっと! お金!」
怒ったメイちゃんを泣く泣く振り切りそのままエキドナを出ると、灼熱の太陽に焼かれたアスファルトから蜃気楼が立ち昇っていた。
(この暑さじゃビートル着くまでにぶっ倒れんな…タクひろうか。)
目の前の大通でタクシーを拾うが
実は金がないってゆうw
「おっちゃん海沿いビル街まで!」
「あいよん♪」
陽気な運転手のおっちゃんとたわいもない世間話をしているとビル街へ到着した。
「ついたよ!」
「ありがとー!」
俺は元気いっぱいにお礼を言って
元気いっぱいにタクシーから飛び出した。
「おいコラ!金!」
「ないっすw 出世払いで!」
最初のコメントを投稿しよう!