おはようは窓から

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ちゅんちゅん 鳥の鳴く声で思わず、目を覚ました。 正直まだ眠い…… 季節は冬 それ故、布団が恋しい季節なのだ。 今なら布団の歌が歌えるだろう。 ――馬鹿らしい。 自分はこんなに馬鹿だったのか。 …いや。 こうにでも保たないと、怪しまれてしまう。 俺の 幼馴染に。 しゃゃゃゃああ、という大きな音が響いた。 これはいつものこと。 「琥珀ー、まだ寝てんの?」 「起きてる。」 「なんだ。じゃあ早くご飯食いにいこうぜ!!」 朝からテンションが高い。 たまに付いていけないが、それでも腐れ縁という奴なのだろうか。 と、いうかほぼ家族同然なのだが… ちなみに言うとここは俺の家だ。 この幼馴染の名前は神代 飛織 (かみしろ ひおり) そして俺が、如月 琥珀(きさらぎ こはく) 家が隣で毎朝の週間になっている。 「……起きないなら……」 突然、飛織が俺にダイブしてきた。 正直重い……! 「っ……重いって…、起きる起きますって!!」
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