おはようは窓から

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in.学校 とりあえず、学校にはついた。 さて何しよう? 机にうな垂れて少し考えてみた。 どうせ、この教室に普通に話せる友達などいないわけなのだから。 逆に。 軽蔑の目が集まるくらいだ。 「如月、お前また飛織くんに近づきやがって…!!」 「え?まじぃ~?ないわー」 そして、朝から暴力が振ってくるのだと 目を瞑った。 「みんな~おはよう(はぁと)」 そして現れるぶりっ子…秋山さんと飛織。 それにより解散し始めるクラスメート。 いつも思うのだが…飛織はぶり…秋山さんといて疲れたりしないのだろうか? って、俺が心配して何になるんだか。 「あっ!おい、琥珀…お前なぁ~」 「っ……ごめんな。」 何で、いつも学校で話しかけてくるんだろう? 一応話しかけるな、とは言ってあるのだが… 飛織には、ファンクラブなるものがあって いつも制裁(と、言う名の嫌がらせ&いじめ)にあうのは俺なのに… 多分、飛織は気付いてないんだよな。 だからあんまり強く突き放せない… 困る、よね。 俺は心の中で苦笑した。 .
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