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今から20年前、世界に新たな力が生まれた。
その力は身分や前科といったもの全て関係無く、誰にでも手にいれる事が出来るものだ。
当時は、権力や武器を持たない人々はそんな力の出現に歓喜の声をもらした。
中には新たな力を畏怖の対象に指定する人もいた。
様々な意見や考えが飛び交ったが、まだ人々は知らなかった。
その力は確かに誰にでも扱うことは可能だ。
だが、しかし…それは前提として“ある試練”をクリアしたものだけにしか与えられないということに。
そして、その試練の存在と厳しさを知った人々は絶望にうちひしがれた。
それはそんな新たな力…“魔具”を持つ者“神秘信仰者(リアーゼ)”を中心に紡がれていく、どうしようもなく非現実的な物語。
果たして、このどうしようもなく非現実的な物語に、その身を投じるか否か…考える時間は与えられず、無力な人間は運命という、あまりにも乱暴で強引な力によってソコに引きずり込まれていく。
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