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謝りに行かなきゃ。
智のお母さん…
きっと怒ってるだろう。
大切な娘を 俺のせいで
なくしてしまったんだから…
智の家の前に着く。
いつもは目につかなかった
河西家…の文字。
「お母さん、すみませんでした
俺…俺のせいで…智を…」
「智が居なくなったのは…
淋しいわ。
でもね、佐江くんを怒ったりはしないよ
智、小さい頃から虐められてたの。
だから…いつも 暗かった。
でもね、佐江くんに会ってからの智は
全然、今までと別人だったのよ
いつもニコニコしてて…
いつのまにか…
笑顔を絶やさない子になってたの
そんな子にしてくれたのは
佐江くんのおかげなんだから
佐江くん…智の事、ありがとね
きっと、あの子あっちの世界でも
絶対に幸せだと思う。
だって…
こっちの世界で佐江くんに
幸せにしてもらってたんだから…」
俺は…涙が止まらなかった…
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