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莉南は純さんの向かい側に、俺は莉南の隣に座った。
「私、純さんと別れたい。ごめんね…私この人が好きになったの」
「は?」
緊張感が漂ってる部屋に低い声がやたらと響いた。
純の眉間に深い溝が刻まれる。
「すいません…
僕も莉南のことが好きです。」
「はっ。
すいませんだぁ?」
俺は胸ぐらを掴まれ立たされる。
それと同時に強く地面に叩きつけられ、
右頬に激痛が走る。
床に転んだ俺に純さんが馬乗りして何度も顔を殴る。
一瞬俺の眉間にも怒りを表すものが刻まれたが我慢をする。
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