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「え? 可愛さ……ですか? そうですね……、流行の服とか、流行の髪型とかですかね」
「違う!」
違うらしい。
一所懸命に考えた答えを否定されたので、純粋にチャンタクさんは落ち込む。
でも本当に何だろうな。猫耳……じゃないよな。いやあるいは猫耳ということもあるか。いやその逆をついて猫耳という可能性も……。
僕らがいくつか不正解をもらって、答えあぐねていると、バドは「笑止!」と一喝する。
静まり返った空域に、端的明瞭に答えは与えられた。
「答えは──触手だ」
触手だった。
「というわけでこちらに用意したのがイカのモンスターです」
「キシャアアアア」
「いやああああああ!」
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