872人が本棚に入れています
本棚に追加
制限時間は半刻だそうだ。
あまりゆっくりしているわけにもいかないか。ちなみに時間切れだと得点に関わらずあちらの勝ちだそうで。
「そうやって、ぬるま湯い温かさにばっか浸かってると頭が冴えなくなりますよ?」
ぬるま湯とコタツは、無気力の温床だ。計画的に利用しないと逆に喰われてしまう。
「それはどうだかね」
もう勝ったと思っているのか、腰に手などあてて、テテさんは鼻を膨らましている。
ふん、その陽気がいつまで続くかな!
「パムス! ポムン!」
僕の号令に会わせて、二人が跳躍する。ただの跳躍だが、その速度たるや常人の比ではない。
最初のコメントを投稿しよう!