死番虫コラール

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「ふふふふ……、ふふはは、はははははは! ふはははははははははは!」  木霊する。  すべては己の旗振り次第。それが周囲の時を、この男を除いて停止させていた。ただ哄笑だけが空間を支配する。  某新世界の神的に言えば、「計画通り……」といったところなのだろう。 「まずは拘束させてもらおう」  端的に述べ、バドは指を鳴らす。  指令を受け、残ったイカの触手がラナ姉妹とクルウさんに巻き付き、動きを封じる。 「ちょ……止め……!」 「……そこは、ダメぇ!」 「ふむ、こういうプレイも悪くないものだな」  プレイ言うな。  しかし、残った触手が四本と定員があるにしても、僕だけが拘束されていないのだが。 「あの……僕は……」 「野郎の触手責めを見てなにが楽しいか!」  だそうです。  まあどちらにしても動けないのに変わりはないけど。
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