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いやいや待て待て、気になることをまとめて言うんじゃない。
なんだって？ こういうイベントが定期的に開催されていて、前回は『ガラスの仮面』をモチーフにした演劇勝負だって？
「そりゃ、第百五十八回なんだから、前回もあるでしょ」
そりゃそうだ。
当惑する僕にテテさんはさらに追い討ちをかける。
「でも今回はちょっと嫌だったな。ダンジョンちっくなのも楽しいは楽しいんだけどさ、なんかジメッとしてていまいち盛り上がりに欠けるというか。テテちゃん的には、前回みたいにフローリング張りのピシッとした感じがいいね」
てことは何か？
「あの地下って……、毎回仕様がかわるんですか？」
「だって、あれってイメージで作った場所なんでしょ？ 司書様だか誰かは知んないけど、気分でいろいろ変わってたじゃん。ほら、最後なんて天井とか落ちてきてなんかそれっぽかったでしょ？ あんなこと、誰かがやろうと思わなきゃ普通起こんないし」
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