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そしてチャンタクさん。
彼女が提案したのは、この肝だめしの様相を呈した、八不思議の検証。題して『夜の学園ワクドキ探検ツアー』である。ちなみにこの名前をつけたのはクルウさんだ。
「そ、それはですね……」
歯切れが悪い。そんなに言いづらい理由なのだろうか。
チャンタクさんはもごもごしながら、顔をうつむける。
「こう、理由ができると言いますか、そうなっても不思議ではないと言いますか……。いやでも、もうちょっと先のことも考えたんですよ。あれとか、これとか、そんなことまで……」
指を折りながら、途中でチャンタクさんはさらにうつむく。
「た、ただ、それはあまりにも早すぎますしね、なにより互いの気持ちがですね……。だから段階的に、こうじわじわと……、と、とにかく、そういうことなんです!」
「お、おう」
勢いで返事をしてしまっが、正直なにが言いたいのかさっぱりわからない。
まあいっか。なんかチャンタクさん楽しそうだしね。
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