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「邪魔をしたな」
「じゃあまた会おう猫耳少女」
クルウさんとバドックは、嵐のようにやってきて、嵐のように去っていった。
去り際に、「ではまた近いうちにな」とクルウさんは言い残し、バドックは「今度はメイド服で頼む」とチャンタクさんに懇願していた。ほんとなんだったんだあの人たちは。
「メイド服……か」
なにやら感慨深げに。
興味が沸いてしまったのだろうか。
聞かなかったことにして、僕は空気の入れ換えとでも、別の話題を振ることにした。
「チャンタクさんは、魔女って知ってる?」
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