ラダ学園

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「え、あ、はい、魔女……ですかっ、なんとなくですが、一応は」  急な質問のせいか、あわあわと。  うん、やっぱりかわいい。 「偉人、賢人、その多くは死後の敬称のはずですが、世界に繁栄や発展をもたらした偉大なる魔法使いに与えられる勲章、みたいなものですよね」 「なんとなくは僕も知ってるんだけどさ、具体的にどれくらいすごいの?」  魔女グレアリア。  彼女が名乗った『魔女』という言葉が嘘でないのなら、彼女もまた偉大なる魔法使いということになる。微塵も信じられないが。 「そうですね、例えば、魔女オラル様というお方ですが」
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