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赤「名前がないのは、少し不便だな」
「まー、呼ぶ人もいなかったから、必要なかったしねー」
赤「これからは必要になると思うし、、、何がいい?」
「なにが?」
赤「名前」
「えー、、、それ聞く?」
赤「変な名になるよりいいだろう」
知らない、知らないよあの耳鳴りは。
秋晴れの夕焼けに吸い込まれて消えてった。
赤「笑ってないで、、、聞いてるのか?」
「え、笑ってた?」
赤「あぁ」
「そっか、、、」
今はこれでいいんだと、
ただ本当に本当に
「想うんだ」
赤「ん?」
「なんでもないよ」
赤「そうか」
楽しめるかな、
今度の世界は。
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