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昼、勝平が言っていたみつな先輩との出会い。階段を登っている先輩に俺がスカートの中見えていると忠告をしたあと、そのことに驚いたみつな先輩は驚きのあまり階段を踏み外してしまったのだ。
俺はバランスを崩したみつな先輩を支えようと急いだのけれども、勢い余って階段の踊り場にみつな先輩を押し倒してしまう形となる羽目に。
さらに抱きかかえたときの手が見事にお尻を掴んでいたもので、みつな先輩は顔を引きつらせるばかり。
謝罪に謝罪を重ねても、ドSなみつな先輩は簡単には許してもらえない。
最後には、
「どうしてもっていうなら約束してください。私の卑しいオス犬になることを。さもないと、私を押し倒したということを全校生徒に教え広め、あなたの学園生活3年間を恥辱に満ちたものとしますわ?」
という脅しで解決し、以来主従のような関係が生まれたのである。
「コホン、えっと話を戻していいですか?」
「あら、ごめんなさい、話を逸らしてしまって。変態紳士さん?」
「……」
甘んじて受けよう、その汚名。それより他はないのだから。
みつな先輩は俺がこれからどう接していくことが適当であるのだろうか、その不安に答えるようにして話を続けた。
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