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「なに、お前ら書かないの?絶対思い出になるって!なんで書かないの!?」
ケントは言った。
「なんでお前はそんなに俺達にラノベを書かせたいの!?」
らぁくが叫んだ。
「わかった!わかった、じゃあこれを見てモノを言え!俺が書いたラノベの一部だ!」
そういってケントは鞄の中から原稿用紙数枚を取り出し、俺たちに渡してきた。すごい、もう書いてたのか。準備良すぎだろ。
そう思いながら、僕は原稿を読んだ。
すごい、萌え小説だ。
4行に一回は萌え要素が入っていて、1ページに一回のエロ要素、さらに読者を飽きさせないようにヒロイン、ターゲットをとっかえひっかえして構成している。末恐ろしい。ここまであざとい言葉をを連呼する非実在少女を生み出せるケントが恐ろしい。
「お、おう。。。がんばったな・・・!」
僕は当たり障りの無いコメントをした。否定すると家を燃やされそうな気がしたから。
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