線香花火

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この2人は、いつだってテンションが高い。 おかげでクラスのみんなも、あたしに注目した。 いつもこんなかんじで、たまについていけないのが現状だ・・・。 「おっは~♪」 そう返事をしている間に、アヤとユウは素早くあたしの元 に来た。 この2人はいつもあたしの傍に来る。 休み時間も一緒、トイレも一緒。 そして帰る時も。 何かと「幸恵、幸恵」とアヤとユウはあたしに近づいてき た。 「幸恵、今日も遅刻かよ~!」 怒っていたよ? 担任」 ユウが嫌みっぽくあたしに言った。 「げ~・・・もしかして今日も呼び出し~? あり得ないんだ けど・・・」 「ま~、頑張れ~♪」 「それ、ひどくない?」 他愛ないおしゃべりをしている時、アヤが口を開いた。 「ねえ?? 幸恵今日、暇~?」 彩が携帯をイジリながらあたしに問いかけてきた。 「え~、何で?」 その会話にユウが入り込んできた。 「あたしとアヤで・・・とっても親切なオジサマに会いに行こ うかって話したんだけど♪ 幸恵もどうかなっておもって
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