2人が本棚に入れています
本棚に追加
「うるさい!」
翔は思わず美晴の顔を平手打ちしてしまった。乾いた音が室内に響く。
衝動的に手が出てしまった事に対して、自分自身でショックを受けたが、今更謝るなんて出来ない。
流れる静寂。
美晴は更に暴れるかと思ったが、黙り込んでうつむいたままだった。
「……いくぞ」
今度は優しく腕を引っ張る。
美晴は大人しくベッドから降り、俺が去年クリスマスに彼女に送った、ピンクのブランド物のカバンを持った。
翔は脱衣場まで彼女を連れていき、彼女の花柄ワンピースを着せ、部屋をでた。
最初のコメントを投稿しよう!