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午前9時半過ぎに少年は学園前の門の前に立っていた。
周りで登校してきた生徒達が少年を見て
何やら騒いでいる。
門の前でボウッとしていると学園から生徒とは違う服を着た先生らしき女性が少年に近づいてきて
「フェイ・メルクリウスだな。
学園長が待っている。着いて来い。」
と命令口調で話しかけてきた。
フェイと呼ばれた少年は面倒臭そうにアクビをしながら先生らしき人に着いていった。
フェイは
「アンタは誰?」
と聞くと
「初対面の私にたいしてタメ口とはいい度胸してるじゃないか。
フェイ・メルクリウス?」
と言われた直後殺気をわずかながら飛ばされ
フェイは面倒臭そうに
「俺は朝から校内で死体が上がるのはごめんだな。」
と言った。すると女性は
「貴様、私の殺気が聞かないとは。まさか私の一回りも下の子供が貴公団を出入りしている訳じゃないだろ?」
と好奇心の目を向けられ
「ババァに好かれだって嬉しかないね。」。
「ふん、可愛くないガキだな。私はお前のことが嫌いになった。
フェイ・メルクリウス。」
と言われフェイは笑いながら
「初対面で殺気飛ばしてくるヤツが一番悪いと思うんだけどねぇ」
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