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と言う先生の額から僅かなら青筋が見えていた。
それを見ていた周りの生徒達は恐怖で
その場に座り込んでしまった。
それを横目で見ていたフェイは
「そろそろ殺気押さえたほうがいいんじゃないかなぁ~。
俺には害がないけど周りの生徒達が辛そうだよ。」
と言うと「チッ!」とフェイに聞こえるように舌打ちをしてきた。もちろん殺気を沈めながら。
暫く歩くとデカイ扉の前に着いた。フェイは扉を見物していると
「早く入りなさ~い。」
と中からやる気のない声が聞こえてきた。
するとさっきまで隣にいた人物が扉を開け中に消えていった。
面倒臭そうに扉を開けて中にはいると
「姉さん!なんて、体たらくですか床は書類で散らかってるし
昨日あれほどかたずけてっていったでしよ!」
と怒号がフェイの耳を貫いた。
暫くして周りの声が聞こえるようになると
「ようこそ。我がサージェス騎士魔法学園へ。
私は学園長のアンナ・レオンハート。さっきフェイ君をここまで連れて来てくれたのはレイナ・レオンハート。私の妹だよ。」
と自己紹介されて
「姉妹揃って先生とはよもすえだなぁ」
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