始まり

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すると白髪の少年からかなりの殺気が漏れだし 白髪の少年は口を開いた。 「邪魔するなら兄弟でも容赦しねぇぞ」 そう言うと少年のすぐ右側の空間が割れそこから一本の剣の様な武器が湧き出てきた。 「彼のキミがいった。 値するのか否かは別として今ある刻に感謝せよ。 まさに今がそのときだな。」 もう1人の少年がそう言うとどこから出したか 左手に白髪の少年と同じような武器を握っていた。 そして少年は笑いながら 「見える物、見えない物違うかの様に思えるが 紙一重の存在。今俺がここにいるのはお前がここにいるからだ」 この言葉に白髪の少年は口の端をあげなから 「「今宵の恐怖劇を始めよう」」 二人の言葉が重なりこれから始まる合図の様に 降っていた雨が止んだ。 白髪の少年は鞘を抜き刀身が黒く禍々しい雰囲気を出している 武器を構え相手に刀頭を向ける。 もう1人の少年も同じように鞘を抜くとまるで初雪のような純白の刀身が現れた。
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