第1章

2/51
前へ
/369ページ
次へ
満州帝国の野望1 2月1日、月曜日の朝、僕がMP3のTorridという曲をメビウスで聴いていると、携帯が激しく振動を始めた。 「はい。黒住です」 「黒住君、すぐ来てくれ。殺人事件だ」 岡山北署の原警部だった。 僕はすぐにレッドのホンダCB125Jに飛び乗った。 原警部はすでに警察自動車に乗り込んでいた。 僕はそばにすわった。 井上刑事がハンドルを握り、車はすぐにスタートした。 殺人現場は日英プラスチックの工場の入口だった。 工場の門の前で男が一人倒れていた。
/369ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加