第2章

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満州帝国の野望64 上空のF15戦闘機が飛行場へ着陸すると、村国はプラスチック爆弾のリモコンスイッチを押した。 僕はモニターを注視した。 まもなく爆弾が弾薬庫で大爆発を起こした。 そのあと、波動ミサイルが次々と発射され、飛行場とF15戦闘機を破壊して行った。 「イ号作戦終了!急速潜行!」 村国の命令が飛んだ。 「了解!」 恵子さんは、晴々とした声で言った。 ステルス潜水艦エンペラーは、一路日本へ向かって航行を開始した。 1時間後、アメリカ第7艦隊を確認した。 真珠湾へ派遣されたのであろう。 「村国1佐、どうしますか?」 恵子さんは村国に尋ねた。 「相手をしているヒマはない。出来るだけ早く日本へ帰らねばならない。うまくやり過ごすのだ」 「了解!」
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