0章 紅魔館(OP)

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――― ―― ― 「…邪魔するわね」 「あら、レミィ。…また例の話?」 「その通りよ…悪いわね」 「別にいいわよ。小悪魔、悪いけどここにある本戻してもらえるかしら?」 「かしこまりました!」 「…あんたっていつ見ても楽しそうね」 「もちろんですよ!私はパチュリー様の使い魔ですから一生懸命お手伝いしないと!」 「あーはいはいわかったからよろしくお願いね」 「はいー!」 「…まったく、よく働いてくれるけど少しうるさいわねー」 「まぁ、笑顔ってのはいいものよ…私はあいつの笑顔なんか一度も見たことない」 「…それはそうよ、495年地下に置いといたんだから」 「…またその話に戻るのか?」 「もういいわ、その話は何度も聞いたから」 「…はぁ。私は最初から間違ってたのかしらね…」 「…わからないわね。あの子が生まれた時の記憶を持つのはレミィ、あなただけなんだから」 「………」 「まぁ、最初を知らない私からしたら、やりすぎなんじゃないって聞いたときは思ったけど」 「…まぁ、そうなるわよね…」 「…今日も何か言われたの?」 「外に出たいって言われたわ。でも駄目って言った」 「…もう外に出すぐらいいいんじゃない?大分落ち着いてるように見えるけど」 「…確かにそうかもしれないわ。昔と比べ物にならないほど自分を保ってる」 「………」 「ただ、恐いのよ。いつかまた、あの時みたいに暴れ出したら…何もかも破壊し尽くしてしまうフランを見るのはのはもう…」 「…レミィ……」 「…姉である私がこんな事言ってたらあいつに笑われるわね…。毎回こんな話に付き合わせて悪いわねパチェ」 「…気にしないで、私達長い付き合いだし」 「……感謝するわ」
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