少女「あなた誰?」 宇宙人「えっ宇宙人ですけど」

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少女「……」 宇宙人「おかえりなさい」 少女「……」 宇宙人「また何か辛いことがあったようですね」 少女「……」 少女「……私たちの種族は、あなたたち宇宙人とは違って何でもないことに恐怖を感じるようにできてるだけよ」 少女「みんなそうなの。私だけじゃなくて」 宇宙人「……」 宇宙人「こめかみの所……アザになってますよ」 少女「……」 少女「……おやすみ」 *** 少女「……」 宇宙人「おかえりなさい」 少女「……ただいま」 宇宙人「今日も学校は辛かったのですか?」 少女「……」 宇宙人「いじめですね?」 少女「……」 宇宙人「いじめは生物にとってある程度普遍的です。知能の低い生物種にすらいじめはあります」 宇宙人「ましてあなた方のようにある程度発達した知性をもつ種族にいじめがあるのは自然なことです。想像に難くありません」 少女「……」 宇宙人「学校の級友たちばかりではない。お父様やお母様にもいじめられているのでは?」 少女「……」 宇宙人「……」 少女「……」 宇宙人「……」 少女「……」 宇宙人「………………殺してあげましょうか?」 少女「……えっ?」
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